隣の芝は青すぎる

己の自己肯定感をブチ上げたいブログ

人生、マイルドに生きたい

わたしはいつも自分ではない誰かが羨ましくて、毎日毎日、嫌になるほど隣の芝は青い。

青すぎて目を逸らしたくなるけれど、キラキラとしたその青をやっぱり目で追ってしまう。

 

 

自分で選んで買った服よりも、道ゆく名前も知らない可愛い他人が着ている洋服の方が欲しくなり、なんでわたしはこんなへんちくりんな服を着ているんだろうと思ってしまう。自分で一生懸命選んで買った服なのに、こんなことを思ってしまうなんて本当は悲しいけれど。

ユニクロで買ったニットでも、わたしが着るのとその人が着るのでは青さがきっと違う。同じニットであってもきっと、わたしは他人が着てるそのニットが欲しくなってしまう。

 

服と同じで、わたしの黒髪ボブよりも名前も知らないまた別の美しい人の黒髪ボブは、これまた段違いに青く見える。わたしの髪の毛よりも艶やかで、まとまりがあり、首元で揺れる毛先はわたしのそれよりも美しい。

 

毎日一生懸命化粧をしても、髪を整えても、服を選んでも、一歩家から外に出てしまえばわたしは一瞬でコンプレックスの塊クソ野郎になってしまい、通り過ぎる人たちを見ては自分の惨めさに心を痛めている。

 

けど、こんなことを言うと君はきっと悲しい顔をするから言わない。

君がわたしを認めてくれたように、わたしはわたしを認めてあげたい。

 

人のことを羨んで自分を蔑む人生、もう何年もやってるけど本当に疲れてしまうので。こんな無意味に自分を傷つけるだけの行為、さっさとやめたほうがいい。

 

何者にもなれなかったわたしが、もし、これから先の人生でなにかになれるのだとしたら、その時は思いっきり、自分を愛してあげたい。認めてあげたい。

そんな瞬間をずっと探している。

 

わたしの庭の芝も、誰かが立ち止まって見惚れるほどに青々としますように。