隣の芝は青すぎる

己の自己肯定感をブチ上げたいブログ

失ったものはまたいつか絶対に取り戻すよ

わたしが人様から容姿で褒められるところ、それは主に

①肌の白さ

②痩せてる体

のこの2つである。

 

 

たまーに「声が可愛い」もランクインしますが、これは容姿ではないので省きました。

容姿というか、顔で褒められる部分はなくてほとんど体ですね。

 

元々痩せている訳でもなく、また決して痩せやすい体質でもありませんでしたが、20代も半ばが過ぎ、安月給で一人暮らしをしていた会社員時代は人生で一番痩せており、プライドが高く、隙あらばくだらないマウントの取り合いだった職場の同僚の女の子から羨ましがられることも多かったです。

ただ特別ダイエットをしていたわけではなく、先程書いたように安月給だったので食費をカツカツに削っていただけでそれだけでガンガン痩せました。貧乏は最大のダイエットなんだなって、あの頃の生活でわたしは学びました。

 

昼休み、「痩せたーい><」と言いながらお昼ご飯にコンビニスイーツを食べる同僚、「痩せたーい!!!」と言いながら日々の酒量と業務中のお菓子の間食がえげつない先輩、「ダイエットで痩せるんじゃなくて、体は鍛えるの。ジム行って、それからプロテイン。いい体作るぞー!」とやたら意識の高さだけが目立った後輩。

世の中には本当にいろんな女がいると当時勤めていた職場で嫌という程思い知らされました。

 

だけど痩せているだけで、そういう女たちの中から頭ひとつ飛び出ることができたのです。こちらが痩せているアピールをしなくても、何も言葉を発することなく、ただその場にいてコンビニ飯を食べながらアホな顔してスマホをいじっているだけでよかったのです。

 

お風呂上りに部屋の全身鏡で素っ裸の自分を見る時、わたしはわたしの体型が好きだと思いました。

白い肌に小さくはない胸、くびれたウエストにぺったんこのお腹、太ももと太ももの間にできる隙間、標準的なふくらはぎに標準的な足首・・・。

特に苦労したわけでもないのに手に入れたこの体。ずっとこのまま歳をとっていければいい。他はコンプレックスだらけでも、何か一つでも、自分の容姿で認められるものがあれば、それだけできっとこれからの人生も生きやすくなるはず。

当時のわたしはそう考えていました。自分の体型は自分を肯定できる唯一無二の宝物だったのです。

 

それから現在、およそ1年ちょっとの月日が経とうとしていますが、わたしは当時の体重からプラス6キロも体重が増えた体で毎日を過ごしています。

お腹も胸もお尻もほっぺも、日に日にプリプリになっていきます。

 

よく褒められた当時ぺちゃんこだったお腹は、もうすぐ胸よりも前に出てきそうです。

今まで着ていた服がなにもかも着れなくなり、先日投稿したお洋服難民のような事態に陥るわけですが、こんな体型で似合う服なんてないし、おしゃれな服なんて着れないと自暴自棄になった結果がアレだったのかもしれません。

だって、スカートなんてSサイズ履いてましたからね。そりゃ今履けるわけありません。

 

わたしは自分が大好きだったあの頃の体型を失ってしまいましたが、あの頃の体型を失った代わりに得たものがあります。そしてそれは常にわたしの体の中にちゃんと存在し、日々成長しています。皮下脂肪ではありませんよ。

いつかまた、わたしが大好きだったあの頃のわたしの体型に戻れるように、今はめいっぱいぷくぷくぷくぷくしたいと思います。冬はまだまだこれからです。